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地震でタワーマンションは耐えられる?避難はどうしたらいい?

地震

タワーマンションの高層階に住んでいると、ちょっとした地震でも揺れを感じるので大きな地震が来た時に耐えられるか不安になりますよね。

主に下に降りる手段がエレベーターであるタワーマンションでは、大きな地震でエレベーターが止まってしまったら、避難はどうしたらいいのか心配です。

そこで今回は、地震でタワーマンションは耐えられる?というテーマで、避難方法についても詳しく解説していきたいと思います。

地震時に慌てずに済むように、ぜひ参考にしてみてください。

目次

地震でタワーマンションは耐えられる?

それでは早速、地震でタワーマンションは耐えられるのか?という点について、解説していきましょう。

結論から言うと、タワーマンションは地震による倒壊のリスクは非常に低く耐えられると言えます。

タワーマンションは、様々な厳しい耐震基準などをクリアし、国土交通省から認定される事で建てる事が出来ます。

各審査は、優秀な技術によって行われるので、安全性に関する信頼性は高く地震に耐えられる構造になっているのです。

タワーマンションの地震への対策

では次に、タワーマンションで行われている地震に対する対策をご紹介していきます。

・3種類の構造的な地震対策

・地震時管制運転装置

・スプリンクラーや防火シャッターの設置

タワーマンションでは、「耐震構造」「制震構造」「免震構造」の3種類のうちどれかには該当する方法で建てられています。

耐震構造は、建物が地震に耐えられるように柱などを太く堅固に造られ、地震の揺れを受け止め倒壊を防ぐ役割を果たしています。

制震構造は、地震のエネルギーを吸収する事で衝撃を和らげ、振動が伝わるのを制御する事で建物を地震から守ります。

免震構造は、地盤と建物の間にゴム層を入れる事で、振動を吸収し揺れが直接建物に伝わらないようにする事で、建物へのダメージを少なくしています。

さらにタワーマンションでは、万が一地震が発生した際に、エレベーターの中で閉じ込められないように「地震時管制運転装置」が導入されています。

地震時管制運転装置とは、エレベーターが基準以上の揺れを感知した場合に、自動的に最寄りの階へ停止・開扉するというもので、タワーマンション内で地震が発生しても長時間エレベーターの中に閉じ込められる事がありません。

また、スプリンクラーや防火シャッターが設置されているので、地震に伴って火災が発生しても避難経路を確保する事が出来ます。

タワーマンション内で使われるカーテンなども、燃えにくい素材を使う事を義務付けられているので、火災が発生した時の火のまわりも速くないと予想されます。

タワーマンションでの地震時の避難方法

では次に、タワーマンションでの地震時の避難方法をご紹介していきましょう。

非常用エレベーター

まず1つ目は、非常用エレベーターでの避難です。

タワーマンションには、非常用の発電機の設置が義務付けられており、ある程度の時間であれば発電が可能になっています。

そのため、地震による停電になっても非常用エレベーターを使う事ができ、住民が避難できるようになっているのです。

ただし、稼働時間によっては非常階段での避難も必要になるので、事前に非常階段の場所や使い方を覚えておきましょう。

ヘリポート

2つ目は、ヘリコプターでの避難です。

タワーマンションのような高層建築物の屋上には、「H」と書かれたヘリポートがあります。

地上からのはしご車での救助活動が困難な場合は、ヘリコプターでの救助が行われるためこのような場合は屋上からヘリコプターで避難する事になります。

見出し4、タワーマンションでの地震に対する備え

それでは最後に、タワーマンションでの地震に対する備えについて解説していきたいと思います。

タワーマンションでは、地震の際に避難するとしても一般的なマンションとは異なりある程度避難に時間がかかります。

建物自体は地震に耐えられる構造になっていますが、自分自身でも地震に対する備えはしっかりしておく必要があるでしょう。

例えば、家具は揺れに耐えられるように固定しておいたり、数日は地上に降りなくても困らない非常食や飲料水も確保しておくべきです。

また、情報源となるラジオや居場所を知らせるための懐中電灯なども準備しておきましょう。

まとめ

さて今回は、地震でタワーマンションは耐えられる?というテーマで、避難方法についても詳しく解説してみました。

タワーマンションは、厳しい審査基準をクリアして建てられているため、万が一地震が行ってもそう簡単には倒壊しません。

構造によっては、地震による揺れを感じる事もありますが、倒壊のリスクはかなり低いと言えます。

しかし、いざ避難するとなった場合に慌てずに行動できるよう、普段から非常階段の位置や避難経路を覚えておくと安心ですね。

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