みなさんは、タワーマンションと聞いてどのような建物をイメージしますか?
一般的には、高層階のマンションをイメージすると思いますが、タワーマンションと呼ばれる為には定義があるのです。
そこで今回は、タワーマンションの定義とは?というテーマで、メリット・デメリットも併せて解説していきたいと思います。
タワーマンションの定義とは?
それでは早速、タワーマンションの定義を解説していきましょう。
タワーマンションは、一般的に20階以上の超高層マンションの事を指します。
しかし、法的な定義はなく通常のマンションよりも高層階まである建物をタワーマンションと呼ぶとされています。
建築基準法20条1項一号によって、高さ20mを超える建物を超高層建築物としています。
高さ60mは、おおよそ20階建ての高さに相当することから、20階以上のマンションをタワーマンションと呼ぶようになっているのです。
見出し2、タワーマンションは国土交通大臣の認定が必要
タワーマンションは、建物の構造上の安全性が基準に達している事が大前提となっています。
そのため、耐火の性能やスムーズに避難できる構造になっているかなど、建築基準法で定められた基準を合格していて国土交通大臣から認定を受けたものが、タワーマンションとして認められるようになっています。
万が一火災が発生した際の避難経路や、非常用エレベーターの設置など避難しやすい設計が求められているのです。
特に、高さ100m以上のタワーマンションの場合は、屋上に緊急用のヘリポートを消防庁の設置基準によって規定されています。
タワーマンションのメリット
それでは次に、タワーマンションのメリットをご紹介していきましょう。
高層階ならではの展望
まず1つ目は、タワーマンションならではの展望です。
通常のマンションよりも、窓からの眺めは圧巻と言えるでしょう。
大きな建物に眺めを遮られる事がなく、立地によっては遠くの海や山まで眺めることが可能です。
また、都心でも夜は夜景を楽しむことが出来ます。
日当たりの良さ
2つ目は、日当たりの良さです。
これも、高層階のタワーマンションならではのメリットと言えますね。
タワーマンションは、低層階だとしても通常のマンションの3階程度の高さに相当するので、日当たりは充分確保することが出来ます。
また、タワーマンションの場合は、敷地もある程度確保してあるケースが多いので、太陽の光を遮られる可能性は低いでしょう。
生活環境が整っている
3つ目は、立地的に生活環境が整っているという事です。
タワーマンションは、近くに生活に必要な施設などが揃っている事が多いです。
病院やスーパーなどはもちろん、駅に直結しているタワーマンションも多い事から、住んでいるタワーマンションの近くだけで用事が済んでしまう事も多いでしょう。
また、大型商業施設などがある事も多く、子育てしやすい環境とも言えます。
共用施設の充実
そして4つ目は、共用施設が充実しているという事です。
タワーマンションには、住人が利用する事が出来る共用施設が充実しているケースが多いです。
高層階を活かした展望室やラウンジなど、おしゃれな空間が設けられているタワーマンションが多いのもメリットの1つですね。
タワーマンションのデメリット
それでは最後に、タワーマンションのデメリットもご紹介していきたいと思います。
眺めや日当たりが良く、生活環境も整っていてメリットが多いタワーマンションですが、やはりデメリットも知っておく必要があります。
エレベーターが混雑しやすい
まず1つ目は、エレベーターが混雑しやすいという事です。
タワーマンションでは、下の階に行くためにエレベーターを利用する人がほとんどです。
しかし、居住世帯数に比べてエレベーターの台数が少ない事もあり、エレベーターが混雑するケースが多いのです。
洗濯物を外に干せない
2つ目は、洗濯物を外に干せないという事です。
タワーマンションの中には、高級感なイメージを売りにしている物件も多い事から、外観を守る為に外に洗濯物を干せないというケースが多いと言われています。
また、万が一洗濯物が下に落下した際に、事故に繋がる可能性が高くなる事から室内干しになってしまう事が考えられます。
災害時の避難に時間がかかる可能性がある
そして3つ目は、災害時の避難に時間がかかる可能性があるという事です。
高層階であればあるほど、外に避難するのに時間がかかります。
また、先ほども触れましたがエレベーターの待ち時間が長いという事もあり、避難するまでの時間が多く必要になる事が考えられます。
また地震などで、横揺れの際に船に乗っているような揺れを感じる事もあるでしょう。
まとめ
さて今回は、タワーマンションの定義とは?というテーマで、メリット・デメリットも併せて解説してみました。
タワーマンションは、通常のマンションよりも高層階であることが多く、それだけにメリット・デメリットも存在します。
20階以上の物件が多いタワーマンションで、今後生活してみたいと考えている人は、メリット・デメリットも考慮して選んでみると良いでしょう。
コメント